NISA口座を開いたばかりなら、最初に買うのは全世界株式(オルカン)のような、世界中に広く分散されたインデックスファンド1本で十分です。それ以上は、続けられるようになってから考えれば間に合います。
どうも、くろまめです。
私は投資歴5年ほどです。最初の頃は、これと逆のことをやってしまいました。その話から書きます。
口座を開いた直後、私がやってしまったこと
最初にNISA口座を開いたのは、旧NISAの時期でした。開設した直後に、自動運転関連のテーマ型投資信託に手を出しています。
結果、自動運転のファンドは全世界株式インデックスほどの成績にはなりませんでした。今もマイナスのままで、2026年10月時点で約−9%です。金額が少ないので気にしておらず、放置しています。今のところ売る予定もありません。
テーマ型が全部ダメという話ではありません。ただ、「伸びそう」という感覚で選ぶと、そのあとの判断も感覚になりやすいと思います。上がれば欲が出るし、下がれば不安になる。感情が入ると、淡々と続けるのが難しくなります。
私の場合は、テーマ型に大きな金額を入れていません。試しに買ってみた感覚で、上がればラッキー、下がってもどうもしない、というものです。ただ、これは金額が少なかったから言えることだと思います。最初の1本としては、おすすめしません。
なぜ「シンプルな商品」が最初の1本なのか
理由は、成績が良いからではありません。判断することが減るからです。
全世界株式のインデックスファンドは、世界の多くの国の株式にまとめて投資する商品です。どの国が伸びるか、どの業界が来るかを当てる必要がありません。自分で考える場面が少ない分、感情が入り込む余地も小さくなります。
投資の知識がほぼゼロで、忙しくて、損するのが怖い。そういう人ほど、判断する回数を減らした商品が向いていると思います。
私の考え方の順番は、次のとおりです。
- まずシンプルな商品を選ぶ
- 次に、長く続ける
- それから、積立額を増やす
商品選びは1番目で終わりにして、2番目の「続ける」にエネルギーを回す。続けることが一番の難所なので、そこに集中したほうがいいです。
オルカンかS&P500か、迷ったときの私の答え
初心者の方が次に迷うのは、だいたいここだと思います。
私は最初、オルカンとS&P500を半々で積み立てていました。ところが、オルカンの中身はすでにアメリカが約6割で、S&P500も足すとアメリカに偏りすぎていると気づきました。そこでS&P500の積立はやめています。それまでに買った分は、そのまま持っています。構成比は時点で変わるので、最新の比率は運用会社の公式サイトで確認してください。
S&P500は成績が良かったですし、今後もそうなる可能性はあると思います。それでも外したのは、アメリカ1本は怖いと思ったからです。アメリカが落ちたときにズドンとなるより、広く分散させたかった。そのかわり、今後の日本の成長にも期待して日経225を足し、オルカンと日経225の組み合わせに落ち着きました。
正直、オルカンとS&P500では大差ないと私は考えています。どちらを選んでも、続けられるなら問題ないです。びびりな私はオルカンを選んだ、というだけの話です。
「どっちが正解か」を調べ続けて口座を開いたまま動かない状態が、一番もったいないです。迷ったら、広く分散されているほうを選べばいいと思います。比べるなら、投資対象の国の数、信託報酬、純資産の推移の3点を見れば十分です。
金額は小さく始めて、あとから増やす
私の積立は、旧NISAで月3万3333円から始めました。今は月10万円ですが、最初からこの金額だったわけではありません。
増やせたのは、収入が増えたことと、支出を削ったことの両方があります。支出の見直しで大きかったのは、保険、通信料、スマホ代です。金額がでかかったです。
数字で考えてみます。例えば月1万円を積み立てて、年利3%で20年続けたと仮定すると、元本240万円に対して300万円台になる計算です。あくまで仮の例で、実際は年ごとに増減します。
リターンはパーセンテージで動くので、元の金額が小さいと増減の額も小さいままです。だから入金額を上げるほうが、数字の伸びが目に見えて、続けるモチベーションにもなります。月1万円が不安なら、インデックス投資は月1万円で効果があるのかも読んでみてください。
口座を開いたあと、今日やることは1つだけ
証券会社は、SBI証券か楽天証券のどちらかで十分だと思います。私は両方持っていて、メインは楽天証券です。もともと楽天経済圏にいたので、それならNISAを楽天に移管しようと決めました。楽天をあまり使わない人なら、SBI証券でも使いやすいと思います。手数料や条件は各社で変わるので、最新の内容は公式サイトで確認してください。
やることは、積立の設定です。つみたて投資枠でインデックスファンドを積み立てる形が、初心者には一番シンプルだと思います。最新の条件は公式サイトで確認してください。
私の設定は、次のとおりです。
- 楽天証券・つみたて投資枠・クレジットカード決済・毎月12日
- オルカン6万円、日経225が4万円
相場を毎日見ると気持ちが揺れるので、見る頻度を減らしました。毎月の積立は自動なので、積立履歴を見ても毎月きちんと買えています。
私はもともと貯金が苦手でしたが、給料からの自動積立にしてからお金が残るようになりました。積立は先取り貯金のような感覚です。やり方は貯金できない人が自動積立で変わった理由と今日からの始め方に書いています。
口座を開いたまま何も買っていないなら、今日、1本だけ選んで積立設定を入れてください。商品の比較表をもう1枚読むより、そのほうがずっと前に進みます。
それでは、次でお会いしましょう。またね。
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※本記事は2026年10月時点の情報です。税制・制度・各種条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

