ドルコスト平均法とは?初心者にもわかりやすく解説【投資の基本】

投資入門

ドルコスト平均法は、毎月など決まったタイミングで、決まった金額ずつ同じ商品を買い続ける方法です。値段が下がった月は自動的にたくさん買えるので、買った値段の平均が、値段そのものの平均より安くなりやすいのが特徴です。ただし、ずっと上がり続ける相場では、最初にまとめて買ったほうが得になることもあります。

どうも、くろまめです。

「今って買い時なの?」「高いところで買っちゃったらどうしよう」と迷う人に向いているのが、このドルコスト平均法です。名前はむずかしそうですが、中身はシンプルなので、数字で見ていきますね。

ドルコスト平均法とは?「金額」を決めて買い続ける方法

ドルコスト平均法は、たとえば「毎月1万円分」のように、買う金額を決めて同じ投資信託などを買い続けるやり方です。英語の Dollar Cost Averaging がもとの名前で、日本では「定額購入法」とも呼ばれます。

大事なのは、決めるのが「何口買うか」ではなく「いくら買うか」だというところです。これだけで、値段が下がった月にはたくさん、上がった月には少しだけ、勝手に買い分けてくれます。

具体例:毎月1万円を3か月買うとどうなる?

説明用の例で、1口の値段が1万円→5千円→1万円と動いたとします。

月 買った金額 1口の値段 買えた口数
1か月目 10,000円 10,000円 1口
2か月目 10,000円 5,000円 2口
3か月目 10,000円 10,000円 1口
合計 30,000円 平均 約8,333円 4口

3万円で4口買えたので、1口あたりは7,500円。値段の平均(約8,333円)より、安く買えていることになります。値段が半分になった月に、同じ1万円で2口買えたのが効いているんですよね。

最初にまとめて買っていたら?

同じ3万円を1か月目にまとめて買っていたら、買えるのは3口だけです。3か月目の値段(1口1万円)で比べると、まとめ買いは3万円、ドルコスト平均法は4万円。この例では1万円の差がつきました。

ドルコスト平均法のいいところ

一番のいいところは、「いつ買うか」を考えなくていいことです。相場の上がり下がりを当てるのはプロでも難しいので、そこを考えなくていいだけで、ずいぶん気がラクになります。

買うタイミングが自然に分かれるので、一番高いところでまとめて買ってしまう失敗もしにくくなります。金融庁の資料でも、積立は一括で買うのに比べて「高値掴み等のおそれの軽減が期待でき」る、と書かれています。

それから、証券口座の自動積立にしておけば、一度設定するだけで続くこと。下がった月も「安く多めに買えている」と思えるので、気持ちの面でも続けやすいと思います。

注意したいこと

上がり続ける相場では、まとめ買いのほうが得になる

値段がずっと上がり続けるなら、最初にまとめて買ったほうが結果はよくなります。ドルコスト平均法は、もうけを最大にする方法ではなく、大きな失敗をしにくくする方法だと考えておくのがいいです。

下がり続ける商品では損が大きくなる

値段が下がり続けて戻らない商品を積み立てると、買えば買うほど損が増えます。長い目で成長が期待できる、分散の効いたインデックスファンドなどと組み合わせるのが前提です。

買うたびに手数料がかかる商品は向かない

買うたびに手数料がかかると、回数が多いほど負担が増えます。購入時の手数料がかからない投資信託を選べば、この心配はありません。

実際に始めるなら、NISAのつみたて投資枠で自動に

やり方はシンプルで、ネット証券で口座を開き、インデックスファンドを選んで、毎月の金額を決めて自動積立にするだけです。くわしい手順は積立投資とは?初心者向けにわかりやすく解説にまとめています。

新NISAのつみたて投資枠を使えば、増えた分に税金がかかりません。つみたて投資枠は年間120万円までで、成長投資枠(年間240万円)と合わせて年間360万円、一生で使える非課税の上限は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)、非課税で持てる期間は無期限です。

よくある疑問

値段が高いときは、積立を止めたほうがいい?

止めずに続けるのがおすすめです。「高いから今月はやめよう」と判断した時点で、タイミングを読む投資になってしまいます。ドルコスト平均法のいいところは、まさにタイミングを読まないことなので。

暴落したら、まとめて買い増したほうが得?

あとから見ればそうなることもありますが、どこが底かは誰にもわかりません。さらに下がることもあるので、ふだんの積立はそのままにして、余裕のあるお金で少し足すくらいが現実的だと思います。

私の場合:毎月決まった金額を、自動で淡々と

私は今、毎月10万円を自動で積み立てています。NISAを始めたころは、あれこれ手を出したり相場を毎日見たりして気持ちが揺れていましたが、金額を決めて自動にして、見る回数も減らしてからは、迷うことがほとんどなくなりました。

積み立てたお金がどう増えていくかは複利とは?わかりやすく例えと計算で解説で計算しています。ドルコスト平均法は完璧な方法ではありませんが、「いつ買うか」という一番の悩みをなくしてくれるので、私は相場がどうなっても淡々と積み立てていくだけです。

それでは、次でお会いしましょう。またね。

出典:金融庁「NISAを利用する皆さまへ」(2024年6月)、金融庁 NISA特設ウェブサイト。1口の値段の例は説明用の架空の数字です。

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※本記事は2026年6月時点の情報です。税制・制度・各種条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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