どうも、くろまめです。
全世界株式インデックスファンドで「日本除く」タイプを選ぶと、日本株の保有割合を自分で調整できます。ただし初心者は日本を含む商品を1本持つだけでも十分だと思います。ここでは、両者の違いと選び方を具体的に解説します。
「日本除くって何が違うの?」「自分はどっちを選べばいいの?」と迷っていませんか?難しそうに見えますが、実は判断基準はシンプルです。
「全世界株式 日本除く」とは何か
全世界株式インデックスファンドには、大きく分けて「日本を含むタイプ」と「日本を除くタイプ」の2種類があります。日本除くタイプは、日本株を意図的に外して世界中の株式に分散投資する商品です。
具体的には、先進国と新興国の株式をカバーしますが、日本だけが組み入れられていません。代表的な商品として「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」などがあります。
対して日本を含むタイプは、日本株も含めた全世界に投資します。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などが該当します。
なぜ「日本除く」が存在するのか
日本除くタイプが存在する理由は、投資家が自分で日本株の保有割合をコントロールしたいニーズがあるからです。
日本を含む全世界株式では、日本株の組み入れ比率は時価総額ベースでおおむね5〜6%程度とされています(比率は時期によって変わります)。これを多いと感じる人もいれば、少ないと感じる人もいます。
日本在住者の中には「自分の給料も資産も日本円だから、投資では日本株の比率を下げたい」と考える人がいます。そうした人にとって、日本除くタイプは選択肢のひとつになります。
逆に「日本株をもっと持ちたい」と考える人は、日本除くタイプを買った上で、別に日本株インデックスを追加することもできます。
日本除くタイプの3つのメリット
①日本株の比率を自分で決められる
日本除くタイプを選ぶと、日本株の保有割合を自分でコントロールできます。日本を含む商品では時価総額通りに約5~6%が日本株になりますが、日本除くなら0%にすることも、別途買い足して10%や20%にすることも可能です。
ただしこれは「調整したい人」にとってのメリットであり、多くの初心者には不要な手間になります。
②為替分散の意識がしやすい
日本除くタイプは全額が海外資産になるため、為替(円安・円高)の影響を受けます。円安局面では海外資産の円換算の評価額が上がりやすいので、日本円だけに資産を置くリスクを分散する考え方もあります。
もちろん円高になれば評価額は下がる方向に働きます。為替は予測できないため、感情を挟まず淡々と続けることが前提です。
③国内資産とのバランスを取りやすい
日本在住者は、給料・預金・不動産など多くの資産がすでに日本円建てです。投資だけは日本以外に振り向けることで、全体のバランスを取りたいと考える人には日本除くタイプが合います。
日本を含むタイプとの違いを比較
以下、代表的な商品で比較します。数字は目安なので、最新の情報は運用会社の資料で確認してください。
組み入れ銘柄数と地域の違い
日本を含むタイプ(オール・カントリー)は約3,000銘柄、日本除くタイプはそれより少ない銘柄数です。銘柄数の違いがパフォーマンスに与える影響は、大きくないと考えられます。
地域別では、日本を除く分、日本除くタイプのほうが米国株の比率がやや高くなります。
信託報酬の違い
信託報酬(運用コスト)は、eMAXIS Slimシリーズならどちらもほぼ同水準です。コスト面での差は小さいため、選択の決め手にはなりにくいです。最新の料率は運用会社の資料で確認してください。
低コストの水準なので、長期で持っても負担は軽めです。
リターンの違いは?
日本株を含むか除くかで、長期のリターンに大きな差は出にくいと考えられます。どちらも世界全体の株式市場の成長を取り込むため、似た動きになりやすいです。
日本株の比率が数%変わるだけなので、全体のリターンへの影響は限定的だと思います。どちらが優れているかではなく、自分の考え方に合うほうを選ぶ判断になります。
結局どちらを選ぶべきか
初心者は日本を含むタイプ1本で十分
投資を始めたばかりの人は、日本を含む全世界株式(オール・カントリー)1本を選ぶのが最もシンプルで続けやすい選択です。自動積立を設定して、あとは放置するだけで世界中の株式に分散投資できます。
日本株の比率を調整したいという明確な意図がない限り、日本除くタイプを選ぶ必要はありません。選択肢が増えると迷いが生まれ、感情が入り込む余地ができてしまいます。
日本株の比率を調整したい人は日本除く
逆に「日本株の比率を自分で決めたい」「為替分散を意識したい」という考えが明確にある人は、日本除くタイプを選んでもかまいません。ただし、調整するなら最初に決めて放置することが大切です。
相場を見ながら日本株を増やしたり減らしたりすると、感情が入り込んで続かなくなります。一度決めたら、あとは自動積立で淡々と続けるだけです。
私が全世界株式を土台にしている理由
私は、NISA口座を開設した直後に自動運転関連などのテーマ型投資信託に手を出したことがあります。
結果として、全世界株式インデックスほどの成績にはなりませんでした。
今の土台は、毎月10万円の全世界株式などのインデックスファンド積立です。考え方の順番は「まずシンプルな商品」「次に長く続ける」「それから積立額を増やす」です。
投資で大事なのは、続けることだと思います。続けるには、迷う場面を減らして自動積立にしておくのが向いていると考えています。
よくある疑問
日本除くを選ぶと損する?
損すると決まっているわけではありません。日本株の比率が少し変わるだけで、長期のリターンに大きな差は出にくいと考えられます。どちらを選んでも、続けることのほうが重要だと思います。
途中で変更できる?
できます。ただし、すでに保有している商品を売却して別の商品に乗り換えるのは、感情的な判断になりやすいためおすすめしません。最初に決めたものを持ち続け、新規の積立分だけ変更するほうが現実的です。
日本除くを買った上で日本株を追加するのは?
可能ですが、初心者には複雑です。複数の商品を管理すると、相場を見る回数が増え、感情が入り込みやすくなります。1本で完結する商品を選ぶほうが続けやすいです。
まとめ
全世界株式「日本除く」のメリットは、日本株の保有割合を自分で調整できることです。ただし多くの初心者にとっては、日本を含む商品1本を自動積立するだけで十分です。
私自身、テーマ型投資信託よりシンプルなインデックスのほうが成績が良かったので、複雑にしすぎないことが大切だと思います。最初に決めたら、あとは自動で買い続ける設定にしておくのがおすすめです。
それでは、また次回お会いしましょう。じゃあね。
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※本記事は2026年6月時点の情報です。税制・制度・各種条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

