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新興国株式インデックスのメリット・デメリットとは?初心者向けに比較解説
どうも、くろまめです。今日も頑張らずにいきましょう。
この記事でわかること:新興国株式インデックスには高い成長期待というメリットがある一方、価格変動の大きさやカントリーリスクというデメリットも存在します。初心者が自動積立で続けるには、新興国の組み入れ比率と自分のリスク許容度を事前に確認することが重要です。
「新興国って高いリターンが期待できるって聞くけど、難しそう」「リスクが大きいって言われて不安」――そう感じていませんか?新興国株式は確かに魅力もありますが、続けられるかどうかは別問題です。この記事では、メリットとデメリットをデータと共に比較し、あなたが淡々と続けられる選択肢を見つける手がかりをお伝えします。
私自身、30代から投資を始めた当初は仮想通貨や個別株をあれこれ試しました。結局どれも「全世界株インデックス1本の自動積立」に負け、今はそれだけを毎月自動で買い続けています。「難しいことをやめた」ことが、一番の転機でした。
新興国株式インデックスとは何か
新興国株式インデックスとは、経済成長の途上にある国々――たとえば中国・インド・ブラジル・台湾など――の株式市場全体に分散投資する商品です。先進国と比べて経済成長率が高い国が多く、将来の大きなリターンが期待できる点が特徴です。
2026年時点でよく知られる代表的な商品には、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」や「ニッセイ新興国株式インデックスファンド」があります。これらはMSCI エマージング・マーケット・インデックスなど、新興国市場全体に分散された指数に連動して運用されます。
ただし、新興国の定義や対象国は指数によって若干異なる点には注意が必要です。投資を始める前に、何に投資しているのかを目論見書で確認することが第一歩です。
新興国株式インデックスのメリット
経済成長率の高さに期待できる
新興国の最大のメリットは、経済成長率の高さです。先進国と比べて人口増加率やGDP成長率が高い国が多く、企業の業績拡大が期待できます。
たとえばインドやベトナムは、2020年代に年率5〜7%前後の成長を続けており、将来的に株価の上昇余地が大きいとされています。先進国の経済が成熟しつつある中で、新興国市場への分散投資は「成長するエリアにも資金を振り向ける」という選択肢になります。
地域分散によるリスク低減
新興国株式を組み入れることで、ポートフォリオ全体の地域分散が進みます。米国や日本など先進国に偏っていると、特定地域の景気後退時に大きく資産が目減りする可能性があります。
新興国を加えることで、先進国の調子が悪いときに新興国が支える場面も起こり得ます。分散は「どれか一つが下がっても他で補う」という考え方であり、リスクを完全に消すわけではありませんが、振れ幅を平準化する効果が期待できます。
低コストで広く分散投資できる
インデックスファンドを使えば、個別に複数の国の株式を買う手間なく、新興国全体に低コストで分散投資が可能です。2026年時点の主要商品の信託報酬は年0.1〜0.2%程度と、比較的低水準に抑えられています。
個別株で新興国企業を調べて買うのは、情報の少なさや言語の壁から現実的ではありません。インデックスファンド1本を自動積立に設定するだけで、数百〜数千社に分散投資できる点は大きなメリットです。
新興国株式インデックスのデメリット
価格変動(ボラティリティ)が大きい
新興国株式の最大のデメリットは、価格の変動が激しいことです。先進国株式と比較して、短期間で大きく上がることもあれば、逆に大きく下がることもあります。
たとえば2020年代初頭のコロナショック時には、新興国株式インデックスは先進国よりも下落幅が大きく、回復にも時間がかかりました。この変動の大きさに耐えられず、途中で売却してしまう人が少なくありません。
変動が大きいこと自体は悪いわけではありませんが、自分が淡々と続けられる範囲の値動きかどうかは事前に考えておく必要があります。私の場合も、価格の上下を見て一喜一憂するのが苦痛だったため、見ない・触らない設定に切り替えました。
カントリーリスク(政治・経済の不安定さ)
新興国は政治や経済の制度がまだ発展途上であることが多く、急な政策変更・通貨安・政情不安などのカントリーリスクがあります。先進国のように法整備やガバナンスが整っていないため、投資環境が急変する可能性があります。
実際に、特定国の政治混乱や規制強化をきっかけに、新興国株式全体が急落する場面は過去に何度も起きています。個別国に投資する場合はもちろん、インデックスでもこうしたリスクは完全には避けられません。
先進国株式より長期リターンが低い場合もある
「新興国は成長するからリターンも高い」と思われがちですが、実際のデータを見ると必ずしもそうではありません。過去20年の実績では、米国株(S&P500)などの先進国インデックスのほうがリターンが高かった期間が多く見られます。
新興国の経済成長率が高くても、株価がそのまま連動するわけではない点には注意が必要です。企業のガバナンス、通貨の変動、資金流出などが複雑に絡み合い、思ったよりリターンが伸びないケースもあります。期待だけで選ぶと、後で「先進国だけで良かった」と思う可能性もあります。
全世界株式との比較――新興国は別建てで必要か
ここまで読んで「じゃあ新興国は組み入れるべきなの?」と迷う人も多いはずです。結論から言えば、全世界株式(オルカン)1本だけでも新興国は既に含まれているため、初心者が無理に別建てで買う必要はありません。
全世界株式インデックスには、2026年時点で新興国が約10〜12%程度組み入れられています。つまり、全世界株式を買うだけで自動的に新興国にも分散投資できているのです。
別建てで新興国インデックスを買うのは、「新興国の比率をもっと高めたい」と考える中級者向けの調整手段です。初心者が最初から複数の商品を組み合わせようとすると、途中でバランス調整が面倒になり、続かなくなる原因になります。
私自身も最初は「米国株も新興国も個別に買おう」と複数商品を持ちましたが、結局リバランスの手間に疲れて、全世界株1本に集約しました。今はそれを自動積立で放置しているだけです。
実際に試して気づいたこと
NISA口座を開設した直後、私は新興国株式インデックスにも一定額を投資していました。同時期に、仮想通貨や個別株にも分散して手を出していました。
結果として、仮想通貨は保有していたコインの価値が一時数分の一まで急落。個別株も選び方が悪く、思ったようなリターンは出ませんでした。それらすべてのパフォーマンスを比較したとき、最もリターンが高く、心理的に楽だったのが全世界株インデックス(オルカン)1本の自動積立でした。
新興国を単独で持っていると、急落時に「このまま持っていていいのか」と不安になり、相場を何度も見てしまいました。でも全世界株なら、新興国も先進国も含めて自動的にバランスされているので、「見ない・触らない」が続けやすかったのです。
この経験から学んだのは、「難しいことをやめる」ことが続ける唯一の方法だということでした。複数の商品を管理しようとした時点で、意志力が必要になります。意志力に頼った時点で、続きません。
新興国株式インデックスを選ぶべき人・選ばなくていい人
選ぶべき人
新興国株式インデックスを別建てで持つべきなのは、以下のような人です。
- 全世界株の新興国比率(約10%)では物足りず、もっと高めたい人
- 価格変動の大きさを理解し、放置できる人
- 自分でリバランスを定期的に行える人
これらの条件すべてを満たす人だけが、新興国を別建てで持つことに意味があります。一つでも当てはまらなければ、全世界株1本で十分です。
選ばなくていい人
逆に、以下のような人は無理に新興国を別建てで持つ必要はありません。
- 投資を始めたばかりの初心者
- 価格の変動を見ると不安になる人
- できるだけシンプルに済ませたい人
- 複数商品の管理が面倒だと感じる人
これらに該当するなら、全世界株インデックス1本を自動積立で放置するだけで、新興国への分散投資は完了しています。わざわざ別の商品を追加して、複雑にする必要はありません。
まとめ:続けられる選択が正解
新興国株式インデックスのメリットは、高い成長期待と地域分散効果です。デメリットは、価格変動の大きさとカントリーリスクです。
ただし初心者にとって最も重要なのは、メリット・デメリットの比較ではなく、「自分が淡々と続けられるか」という一点です。全世界株インデックス1本なら、新興国も先進国も含めて自動的に分散されており、相場を見なくても放置できます。
複数の商品を組み合わせようとした時点で、管理の手間が発生し、意志力が必要になります。意志力に頼った投資は続きません。まず一つだけ、全世界株の自動積立を設定してみてください。それで十分です。
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※本記事は2026年6月時点の情報です。税制・制度・各種条件は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

